営業会議とブレーンストーミング(BS法)

2022/8/16更新

営業会議とブレーンストーミング(BS法)

今回は営業会議とブレーンストーミングについて書いてみようと思いますが、最初にブレーンストーミングとは?について書いておこうと思います。

ブレインストーミング法(BS法)とも呼ばれる、多数で多様な意見を出し合って最終的に集約して、より良い発想を求める手法でして、ブレーンストーミングでは質より量を重視する事から始まります。

決められたテーマに関して出席者が自由な発想で意見を出し合いますが、その過程では質を問うことはしないで、他人の意見を批判しない、アバウトな意見や荒唐無稽なアイデアであっても、どんどん意見を出し合って行くことが、大切になってきます。

ブレーンストーミングでは上記の事が行なうにあたって、基本的なルールになってまいりますが、年配者(上席者)ほど、基本的なルールを守れなくて、途中で他人の出してきたアイデアに対して意見を言ってしまったり、否定してしまったりする場合があるようですね。

ですので日本の企業でブレーンストーミングを行なう場合は、開始時に本的なルールを全員で再確認しておきませんと、結局は声の大きな人や発言力の大きな人の意見ばかりになってしまいまして、ブレーンストーミング本来の目的であります、幅広く意見を出し合って集約していく作業が出来なくなってしまいますね。

これは、少なくない企業の営業会議におきまして、上役の演説会や叱責の場所が営業会議になってしまっていますので、いざブレーンストーミングを始めても、いつもと同じ顔ぶれで普段の営業会議の雰囲気になってしまう関係で、ブレーンストーミングのルールが守られない状態になってしまうのだと思います。

もちろん営業会議や何かを決定する場合におきまして、企業では最終的な決断は上位の社員が行なう必要が有りますし、普段から成績が良い営業社員の発言力が強くなってしまうのは、企業の中では当たり前の事ですから、ブレーンストーミングで全員が頭を切り替えるのは難しいのかもしれないですね?

ブレーンストーミングを成功させるには

■3日以上前にはブレーンストーミングで集める意見のテーマを出席者に告知をしておく

■開始時に全員でルールを再確認する

■司会者が全員から幅広く意見を引き出す

■上役も下らないと思う意見を少し出す。

といった事を行なう必要が有ると思います。

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