燃え尽きる営業マン

2022/8/16更新

燃え尽きる営業マン

売上達成の為、会社の為、自分の為に激しく激しく頑張って立派な成績を上げた営業マンが燃え尽きたかのように、売上急降下致しまして暫くして復活する場合も有りますし、そのまま燃え尽きたままになってしまう場合があります。

頑張らなかった営業マンの成績が急降下するのは当たり前なのですが、先頭を切って売上計上に頑張っていた営業マンの急変には会社も上司も驚いてしまう事だと思います。

多くの場合、営業成績を上げる為に体力的にも気持ちの面においても無理をして、営業活動に奔走してきた結果、数字は計上できた半面、反動がきてモチベーションが下がった状態になってしまっている場合が多いと思います。

まあそんな時は、周囲が励ましても逆効果の場合が多いようでして、暫く休養でも取って英気を養って再び”売るぞ！”って気持ちが復活してきたら、営業現場に復帰してもらえば良いのでしょうが、今の日本企業でそれほど余裕の有る企業は多く有りませんし、頑張ったら燃え尽きてしまう営業マンでは昇進させて、管理職として部下の育成管理させる訳には行かないって結論が出てしまいますので、営業マン本人も回りも間単には休養を取らせるって事にはならないと思います。

このような営業マンの燃え尽きを避けるためにはひとつに営業マンがONとOFFのスイッチの切り替えが上手に出来て、少ない休みでも頭の中のスイッチを切り替える事ができるかどうかが必要で、営業マンが安定して長期間にわたり仕事を続けていけるかどうかの鍵ではないでしょうか？

私も経験が有りますが、真面目な営業マンの場合、休みの日でも帰宅してからも仕事の事が頭から離れる事無く、ましてや頑張って営業活動をしている時は長時間にわたり営業活動で動き回ったり提案書を作ったりしているわけですから、長期間にわたり自分の全ての時間が、営業の事で一杯になってしまいまして、何処かで糸が切れてしまうのではないでしょうか？

例え２週間に１日だけでも完全にスイッチをOFFに切り替えて、営業の事を忘れてリラックスできれば燃え尽きを回避できる可能性が高いと思いますが、、簡単なようで中々実行できない営業マンが多いのでは無いでしょうか？

個人的な考えでは、OFFに切り替えられないのではなく、ONに素早く切り替える事が出来ないが故に、四六時中、仕事の事、営業の事、数字の事、提案の事、お客の事が頭から離れずにONのままにしてしまうのではないかと思っています。

素早くONに、つまり休み明けの状態で即座に販売体制、営業頭に切り替えられる状態に持っていけるようになってくれば、仕事が終わって素早くOFFに切り替えてリラックスできるようになるのでは無いでしょうか？

簡単な方法として、休み明けには30分ほど早く出社しまして先週の自分の営業日報や業務日報、自分の出した見積書や提案書をざっとでも目を通しますと、読んでいる間に自然と先週の続きに心が切り替わってくると思います。

誰もに当てはまるやり方ではないと思いますが、営業マンの中には休み明けの午前中は仕事に頭が切り替える事が上手く出来なくて無駄な時間を過ごしてしまう方も少なくないと思いますので、試してみては如何でしょうか？

追伸
多くの営業マンは燃え尽きるまで仕事に打ち込むまでいかないと思いますが・・・・。

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