営業渡り鳥

2022/8/15更新

営業渡り鳥

基本給はなし、勿論、退職金も賞与もなしの文字通り実力の世界、完全歩合給の営業の世界で職場を半年単位とかで渡り歩く営業渡り鳥とでも形容すべき方が存在するのをご存知でしょうか?

まず皆さんが疑問に思うだろうと感じる事は、そんなに簡単に会社を次々変えて渡り歩けるのかって事ですが、最初に書きました通り原則完全歩合給の営業職の募集ですから会社としては来るもの拒まずの姿勢で、普通誰でも簡単に入社出来てしまうのであります。

身元調査だってしているのかしていないのか、良く分からない簡単なものだと思います。

でなぜ営業渡り鳥のような人が存在するかと申しますと、ひとつは本人の性格に起因するところだと思いますが、聞いた話では次のような理由で次々転職する人が存在するのだそうです。

基本給が非常に安い、または完全歩合給の求人にははっきり言って応募する人が非常に少なく、会社としては営業マンがいないと売り上げが上がらない訳ですから、何とかして応募させようと入社してから何ヶ月間かは基本給(のようなもの)を支給したり、入社祝金なる名目で入社した人に現金をお渡ししたりするのであります。

まあ完全にそれが目当てだって訳ではないと思いますが、入社して暫くはちゃんと基本給らしきものが支給されて、場合によっては祝金が貰えるのですから、入ってみて居心地がよく、それなりに稼げるのなら、そのまま勤務を続けて、どうもあまり売れなかったら、また同じような所に転職してしまうってのが、現実のようですね。

この辺りは、会社側にも転職を繰り返す渡り鳥営業マンもどっちもどっちって感じがいたしますね?

渡り鳥営業マンってのはあまり褒められた人では無いって事は確かかも知れませんが、若いうちに職を転々としながらも、ちゃんと人脈を作ったり、多くの知識や経験を積み上げてやがて営業マンとして大成する人もいますし、経営者として独立を果たす人も少なくないと思います。

日本は職業選択の自由ってのが保障されている国ですから、何度転職しようとそれは本人の自由裁量でして周りがとやかく言う事では有りませんが、齢を重ねて定年退職の年齢になるまで、転職を繰り返しているってのはちょと考えものではないでしょうかね?

追伸
そういえば若い人が理想の職場を求めて職場を転々とする事も青い鳥症候群なんて言われていますが、これも一種の渡り鳥のようなものなのでしょうね?

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