定年退職後の再就職

2022/8/15更新

定年退職後の再就職

学校を卒業して定年退職まで勤め上げた転職とは無縁の会社員生活を送ってきた方も、定年退職後の就職先を探すって事になるのが今の日本でありまして、なぜならば定年退職しても退職してから10年ほど待たないと年金も貰えないわけですから、少なくとも年金受給できるまでは、何らかの収入を確保する必要が出てしまうのですよね。

勿論、大企業の上級職まで上り詰めた方にはたっぷりと退職金が出るでしょうし、熟練工の不足に悩む製造業の世界などでは、定年退職後も再雇用の道を用意している場合も多いようですが、悲しい事に営業職の場合は、役員にでも上り詰めない限り、再雇用される可能性が少ないのですよね。

若い頃にバリバリ営業実績を上げていた営業マンでも年には勝てないのでありまして、定年退職近くになってきますと管理職になっているか、なんとか営業マンとして現場で働いていても流石に、若い頃のように新規顧客開拓に精を出したり、体力にものを言わせて営業実績を確保する事も難しくなっているのが現状で、頼りは人脈って事になっているのではないでしょうか?

まあなんと言いますか、営業職の場合は比較的他の職種に比べまして体力を要求される場面が少なく無い訳ですから、定年退職後に再度営業マンとして再就職する事は難しく、出来るとしたらかなりの広い人脈を持っていないと難しいと思いますね。

どうも書いていまして、営業職で勤め上げた人が定年退職後に過去の経験を生かして再就職するのは狭き門だって気がしてきましたね。

ただ個人的には定年退職後にSOHOですとか自分で会社を興して独立開業するのでしたら営業マンとして働いてきた人が一番向いていると思うのですよね。

つまり、激しく動き回る事は出来なくても過去の人脈を生かして販路を開拓するとか、若い人を雇って営業マンとして教育するとか、元々営業マンは個人事業主のようなものですから、定年退職後に再就職が難しければ、覚悟を決めて独立開業する手が有ると思うのです。

そう考えますと、他の職種に比べまして、営業職出身者は自分と家族が食べる分くらいは確保できる可能性が高くなってくるのでありますね?

まあ黙っていても、加齢は全ての人に平等にやってくるのでありまして、多くの勤め人には定年退職という、区切りがやってきてしまう訳ですから、少なくとも定年退職の三年前には定年退職後の再就職や生きていく道を考える必要が有るのですよね。

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