接待営業の活用方法

2022/8/20更新

接待営業

接待営業

営業活動の一環として接待交際があります。

接待営業の華やかだった90年代初頭のバブル経済の頃と比較すると、派手な接待攻勢で営業攻勢をかけることは減ってきているとは思いますが、それでも接待交際費はなくなっていませんので、接待営業は未だ健在なのです。

企業の中には、管理職の仕事は部下を管理することと、得意先の責任者やキーマンを接待する事が、業務になっている場合もありますが、私はこの接待営業を否定も肯定も致しません、ただ必要なものとしてあるって認識だけなのです。

接待の種類としては、昼食に始まって夜の飲食やゴルフ、派手なところでは海外旅行なんて接待攻勢までありますね。

この接待営業ですが、接待攻勢を使って営業活動する事がどうのこうのではなく、昼食でもゴルフでも顧客を接待の場に連れ出せるだけの顧客との関係を築けるかどうかが大事なポイントです。

お客様も、絶対に取引したくない相手の接待を受ける場合はまれでしょうし、一緒に行きたくない相手とは例え昼食でも一緒には行ってくれませんね。

確かに最近は多くの企業が営業経費としての接待交際費を絞り込んでいる企業が少なくないのですが、接待交際費を使えるとか使えないを別にしまして、もし使えるとして、接待の場に顧客を引っ張り出す事が出来るだけの人間関係を築いておくことが営業マンにとって非常に大切な事だと思うのです。

つまり昼食でもゴルフでも誘う事が出来る関係の構築ですね。

その関係さえ得意先と築いておけば、別に接待営業などする事も無いのではないでしょうか?

その他 メーカーの代理店に対する接待について思うこと
その昔、私はとあるメーカーの営業マンとして販売代理店を担当していた事が有りますが、上層部を接待する以上に現場を回っている営業マンを小額の接待(ファミレスで昼食程度)をしたほうが、効果がありましたね、費用対効果を考えますと、上層部に数万円使って接待をするよりも、1000円つかって現場の営業マンを接待したほうが効率的だった事を思い出します。

追伸
増える接待廃止企業
はっきりとした統計は有りませんが、接待攻勢によって営業成績を上げる企業は減ってきていると思いますが、顕著な例として接待ゴルフ需要の低迷による接待ゴルフの現象と会員権の価格下落が見られますね?
※ゴルフ業界としては女性のゴルフ人口の増加で底打ち状態のようです。


接待営業の需要で売上を確保していた業界の方にとっては、厳しいと思いますが、接待営業がバブル時代のような華やかな時期に戻る事はないのではないでしょうか?

そのせいか、接待営業が上手な営業マンは非常に減ってきたのではないでしょうかね?

基本的に出来なくても大丈夫である場合が多いのですが、一部業界によっては、まだまだ接待営業が出来ないと営業マンとして仕事にならない業界も残ってはいるようですね。

追伸2

接待営業に関しては経費が使えるって理由で大好きな営業マンと、避けたいと思っている営業マンの二種類に分かれてくると思いますが、本人の好みは別としまして、接待無しでも売上を作れるって状態や営業力を確保しておけば、あとは状況によって使ったり避けたりすれば良いのでは無いでしょうか?

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