経歴詐称の罪

2022/8/15更新

経歴詐称の罪

短い期間で転職を繰り返して今まで勤めた会社の経歴が膨大な数に及んでしまってとても、このまま正直に履歴書や職務経歴書に書いてしまえば、採用されないと感じた時に、いくつかの職務経歴を意図的に抹消してしまって記載したり、本当は中退の所を卒業と書いてしまったり、転職回数が多い人の中には経歴を詐称している人も中には存在すると聞きますが、今回はこの事について書いてみようと思います。

まず最初に書いておきますが、過去の職務経歴を改ざんする場合に、社会保険などの記録が残っていれば間違いなく、入社した後に会社側にバレます、発覚した場合は入社取り消しになる事はほぼ確実ですから、どんなに転職回数が多くても正直に書いて採用に臨む事をお勧めいたしますね。

※法的な根拠も実は無いのですが一般的には試用期間中に退職した場合は経歴に書かなくて良いと言われておりまして、特に試用期間の定めが無いまま入社した場合でも3ヶ月以内の退職の場合は記載が不要との意見もありますが、これは根拠のある話では無く、人によって考え方が違いますので、試用期間中に退職した場合でも一応記載して、但し書きとして試用期間中に正式入社に至らなかった理由を書いておいた方が、後々発覚するリスクを考えれば良いと思います。

まあ、人を採用する場合は人物本位でその人の能力を元に採用の可否を決定するって建前が有りますが、人物本位と言ってもせいぜい数時間の採用試験と適性検査、それに採用面接程度では入社希望者の事は少ししか窺い知る事は出来ないので有りまして、特に中途採用の選考においては過去の経歴は重要な要素になってくるのでありますね。

そうなりますと、経歴があまりに転職回数が多すぎるなど採用にあたって不利になるような内容で有れば、つい改ざんしたくなったり、詐称したくなる気持ちも十分分かるのでは有りますが、そこは我慢して正直に書くのが最良の方法だと思いますよ。

追伸
転職回数が多いって事は、転職先を見極める眼力が無いって事も言えるのでありまして、入社してから、こんな筈じゃなかった、とか、入社前と話が違うって事で、長続きしないのだと思いますが、いくら会社側の内情が酷かったとしても、そこを選んで入社したのは自らの意思で選んで応募しているので有りますから、入社前の会社選びから考え直したほうが良いのでは無いでしょうか?

募集広告の内容を鵜呑みにしてはダメなのでありまして、これは企業の広告と一緒で、出来るだけ多くの応募者を集める事が目的で、良い事は書きますが、不利になる事は当然ながら書かないのが当たり前だと思って下さいね。

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